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映画「トークバック 沈黙を破る女たち」
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    タイトルに惹かれて「トークバック 沈黙を破る女たち」という映画を

    観てきました。

    「トークバック 沈黙を破る女たち」

     

    アメリカ・サンフランシスコで、元受刑者とHIV陽性者の女性たちが自分たちの体験を演劇として表現する、アマチュア劇団に密着したドキュメンタリーです。

    「トークバック」には、沈黙を破り「声をあげる」ことや、人々と「呼応しあう」という意味が込められているそうです。

    虐待、強姦、ドラッグ、売春、エイズ・・・・・。映画に登場する女性たちの過去はあまりにも悲惨で、私にはなじみのない黒人の女性たちが多く登場していて、最初はその迫力に圧倒されるばかりでした。

    しかし傷ついた過去を受け入れ、演劇を通して自らを語り、自分の人生を取り戻していく彼女たち。

    その姿を見ているうちに、いつしか涙があふれて止まらなくなりました。

     

    映画終了後にはトークセッションがあり、坂上監督が登場されました。

    すると一番前に座っていた年配の男性が次のような質問をしたのです。

     

    「日本には『沈黙は美徳である』とする文化がある。良い沈黙もあると思うが、どう思われますか?」というものでした。

     

    監督は、「沈黙を美徳とする文化を否定はしませんが、私は結局それが嫌でテレビ局を飛び出したんですよね。」とご自身の過去の体験を語られました。

    そしてこの男性の質問で、私は自分がなぜこんなにも泣けたのかが分かりました。

    私は虐待された過去もないし、エイズでもありません。

    普通に幸せに育ってきました。

    でも『沈黙は美徳である』とする日本の見えない文化に縛られ、自分でも気づかないうちに幾度となく傷ついてきたんだと思います。

    彼女たちのように沈黙を破り声を上げたかった時が何度もあったんだと思います。

    そうやって傷ついてきた自分が、彼女たちの姿に励まされて泣いたのでしょう。

     

    会場からは次のような感想も上がりました。

    「彼女たちが立ち直れたのは、仲間の存在があったからだと思う。」と。

    これを聞いて坂上監督は大きくうなずいていました。

    監督がこの映画で伝えたかった事も、「仲間の力」だったそうです。

    「仲間」や「人とのつながり」の力を感じた映画でした。

     

    そして「つながり」は、月に一度集まって坐るところにも生まれます。

    というわけで、少々無理やりですが灯台屋坐禅会のお知らせです!

    灯台屋さんでは毎月ジョシュアさん主催で坐禅会を開催しています。

    次回は124()です。坐る事で生まれるつながりを感じてみませんか?

    そういえば坐禅では沈黙が美徳ですね。

    あの男性からの質問に答えるなら、

    「坐禅の沈黙は良い沈黙だと思います。」ということになるでしょうか。

    どなたでも歓迎します。お気軽にお立ち寄りくださいね。

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