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対談「藤田一照×田口ランディ」
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    先日、「ポトラ」というブックフェアに行ってきました。小さな出版社が集まって、ワークショップや講演などが行われる本のお祭りです。

    開催イベントの一つとして、藤田一照さんと作家の田口ランディさんの対談が行われました。

     

    テーマは「いまここにブッダがいたらどう答える?現代日本の諸問題」。

     

    対談の始まりは、瞑想やマインドフルネスと坐禅との違いについてといった感じで、これまでにも一照さんから話を聞く機会の多い内容でした。

     

    今回考えさせられたのは、2016年に起きた障害者施設「やまゆり園」の事件についてのお二人の対話です。「やまゆり園」の事件は、元施設職員の男が施設を襲撃し、19人が死亡、27人が重軽傷を負うという悲惨な事件でした。

     

    ランディさんの「やまゆり園の事件について一照さんは何を感じ、どうしたいと思いますか?」という質問に、一照さんは「犯人のようなゆがんだ偏見や考えを元にもどせるのだろうか?」という感想を率直に述べられていました。

     

    ランディさんは近々この事件に関して講演を控えていられるそうで「この事件を一人の人が狂ってやった事とは考えたくない。」という立場でご自身の考えを述べられました。

    「障害施設で働く人たちの現実は過酷で、犯人のような予備軍は大勢いると思う。その予備軍の人がとどまられていられるのも周りの理解とか、親友がいるとか、恋人が励ましてくれるとか、そういう小さな理由で頑張っていられる。でも、そういう周囲との関係が切れた時、孤立した人間は誤作動を起こすと思う。そんな孤立感が少しずつ広まっている気がするので、こういった事件が起きるときは何かを伝えている時なのではないだろうか。」と。

     

    この事件については私も現代の課題として感じていたこともあり、お二人の話はとても心に響くものでした。

     

    人とのつながりの大切さを思い、あらためて仕事やプライベートで私と手をつないでくれている仲間達の存在を有難く、心強く感じました。

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