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「愛と仏教」ネルケ無方@veda
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    ネルケ無方さんが修行生活を送るのは、兵庫県安泰寺(あんたいじ)

    年間1,800時間も坐るという「坐禅」に専念できるように、自給自足を営み、簡素かつ質実な生活を送る曹洞宗の寺院です。冬場は雪で外部との往来ができないため坐禅と教学の日々が続くそうですが、雪解けの4月、その教えとともに山を下りて来て下さいました。

     

    場所はヨガを中心としたプログラムを提供している南青山のスタジオvedaです。こちらでは、定期的にネルケさんを講師としてお迎えしてワークショップを開催しています。今回のテーマは「愛と仏教」でした。

     

    ネルケさんのお話は、ご自身が坐禅に出会った学生時代から始まりました。
    坐禅を始めてから数年は、成長や手応えを感じられていたのに5年もたつとそういったものが感じられなくなってしまったそうです。

    そんなとき先生から「君は菩提心が足りない」と言われて大きなショックを受けたと言うのです。

     

    この菩提心が今回のテーマ、仏教における愛で、簡単に言えば慈悲の心ですね。

    人の事を慈しむ気持ち。英語で言うとコンパッションとなるそうです。

    例えば、最近のマインドフルネスブームもいいけれど、その中にコンパッションがないと、かつてのネルケ青年のようにどこか途中で止まってしまう事態に陥ってしまうのでしょう。

     

    ネルケさんは、キリスト教やギリシャ語などで用いられている様々な愛について、その違いを詳しく解説して下さいました。

    そして、「大事なのはそれを言葉として覚えるのでは無く、如何にして生活の中で実践するか」であると語られました。

     

    それには仏教に昔からある菩薩の4つを実践することであると言うのです。

    すなわち布施、愛語、利他、同事。

    この4つを道元禅師のお言葉を引用して説明して下さいました。

     

    道元禅師は最後にこのように述べられています。

    「やはらかなる容顔をもて一切にむかうべし」

     

    この4つを実践するのにどうしたら良いかというと、最終的には、

    「柔らかい表情で、笑顔ですべてのものに向かう」、それが愛の実践であるというのが道元禅師のお言葉だそうです。

     

    90分間の講義中、ほとんど休むこと無く様々な愛について話して下さったネルケさん。

    「私の願いとしては「仏教の中ではこうですよ」ではなく、皆さんの生活の中で少しでもヒントになるような教えがあったならと思っております。」とお話を締めくくられました。

     

    今回ネルケさんのお話を拝聴できたご縁に感謝して、菩薩の4つの実践を大事に生活していきたいと思います。とりあえずは愛語ですね。「おはよう。」「お休み。」「お元気ですか?」挨拶一つでも良いそうですよ。

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